ぱるばか日誌 2002               

 


12月13日 我がパソコン環境 ― ネット篇 ―

 ひさしぶりにぱるばかをやるにあたって…
 ほぼ三年ぶりだなあ…
 なつかし〜
 まずは、あたりさわりのない話題から。
 ウチのネット環境について。

 三年前はモデムに電話線をつないでピーヒョロやってたかな。
 その後ISDNにして、更に二年ほど前には無線にして、更にフレッツISDNで常時接続。
 そして今年の春に、晴れて…というか、遅まきながらというか、ADSL化する。

 ここは山ん中だからねえ、簡単には来なかったんだよ、ADSLが。
 まず、五日市局というNTTの交換局が僻地過ぎて、どのADSL会社も振り向いてくれない。
 そんな中で、やっと来てくれたのが、YahooBB!
 感心な会社だ。
 一年くらい前だったかな。

 しかしウチの場合、大きな問題があったのだ。
 すなわち電話局からの距離が6130mもあるのだよ。
 なに、どうしてそんなことがわかるって?
 それはNTT東日本の線路情報開示システムってHPで調べるわけだ。(西日本の人はNTT西日本のサイトで)
 局から6kmってーと、ADSLの限界あたりらしい。
 それに悪いことに、ウチは電話線二本引いてて、そのうちの一本がISDN。
 残りの一本をADSL化しようと思ったのだが、ISDNはADSLに干渉を起こすらしい。
 特に当時、YahooBBのシステムはISDNの干渉に弱いものだった。

 それでも当初はYahooBBでもつながった。
 速度は100k前後。ISDNよりちょっとマシって程度。
 しかしほどなく、死んでしまう。
 モデムを取り替えてもらったが、やはりダメ。
 あえなくISDNに戻るのであった。

 YahooBBに数ヶ月遅れて、NTT東日本も五日市局でADSLを開業する。
 Yahooで失敗していたので期待していなかったが、ダメ元でトライしたところ、見事に開通!
 速さも300k前後出る。
 猿の出るこの山中で300kは御の字だぜ。

  教訓:ネット接続では粘りが肝心。

 接続も安定しているようなので、今度は無線化に挑戦する。
 ウチは私もShaktiもノートPC。
 きまぐれにあっちこっち家の中を移動しながらパソコンごっこするので、ワイヤレスが都合良いのだ。
 ただウチはMacなんで、Winに比べると選択肢が狭い。
 ISDNのときも、メルコのAirStationというMac非対応の無線ルータを、苦労しながら導入したものだ。
 それで今回は楽をしようと、立川のビックカメラでApple純正のAirMacを購入、意気揚々と帰宅…
 のハズだったのだが、
 がーん!! 五日市線の網棚に置き忘れてしまった!
 いろいろ調べたのだが結局見つからず、しばらくは再起不能だった。

 心のキズも癒えた頃、またぞろ無線化に挑戦。
 また同じ機種を買うのも気分わりーから、今度はもうちょっと安いNECのAtermWBR75Hってのを購入。
 これはMac対応を謳っている。
 設定も簡単に終了した。
 これで二人とも、家内どこにいても300kの速度を享受できるはずであった。
 これが今年六月の話。

 ところが、寒くなってから問題が起こった。
 すなわち、暖を求めて自室から居間に移動したら、調子がおかしくなったのだ。
 接続が頻繁に切れる。
 いろいろ調べてみると、どうやら私のパソコンに問題があるらしい。
 すなわち、私のはPowerBookG4というマシンで、チタン合金を使っている。
 金属光沢はとっても美しいのだが、このチタンが無線の感度を悪くするらしい。
 その証拠に、チタンを使っていないShaktiのiBookは、居間で使っていても何の問題もない。
 どちらにも同じAirMacカードが内臓されている。

 自室にあるNECのAtermから居間のパソコン位置まで、直線距離で約5m。薄い壁を二枚隔てている。
 Atermを自室内であっちこっち動かしてみたが、やっぱりダメ。
 パソコンを直線距離で3mくらいまでに移動すると問題はなくなるが、そうすると居間を飛び出して寝室に入ってしまうので、意味がない。
 居間には暖炉があって、それが寒い冬、心の糧となるのだ。

 それでネットをいろいろ当たってみると、NECから「ワイヤレス外部LANアンテナ」というのが出ている。
 これはAtermの電波到達距離を15%ほどupさせるものらしい。
 15%じゃちょっと心許ないが、ま、ものは試しと、NECのネットショップで購入しようと思ったら、あいにく品切れ。
 しょーがなしに翌日秋葉原にでかけたら、最初に訪ねたLAOX Mac館に在庫があった。
 それを買って帰ってAtermに接続したところ、効果ばっちり。
 おかげで雪の夜も、暖かい部屋で快適にネットできるようになった。
 15%どころか、30%ほどもupしたような気がする。

  教訓:ネット接続ではやっぱり粘りが肝心。


12月21日 南アジア某国大使館にて

 毎年今ごろになると、東京・千鳥ヶ淵にある南アジア某国大使館に出かけることになる。
 ま、ひらたく言えば、インド大使館だ。
 インド行きのビザを取りに行くのである。
 ウチはインドと仕事をしていることもあって、これは必須の条項だ。

 悠久の亜大陸インドであるが、領事部すなわちビザ課には毎年少しずつ変化が起こる。
 数年前にはビザ料金が一挙に数倍に値上がりして、江湖の顰蹙を買った。
 ところが去年はそれが一挙に四分の一ほどに値下がりして(ビジネスビザの場合)、やっぱインドはよくわからんという感慨を新たにするのであった。(これは米国テロ以前の話)

 さて今年は…!?
 驚くべきことに、銀行と同じ「番号札」が採用されているのである。
 よくあるじゃない、銀行やNTTの窓口に行くと、小さな器械が置いてあって、小さな紙片を舌みたいにペロンと出している。
 それを取ると番号がプリントされており、器械の表示窓には「現在の待ち人数」が表示されている。
 あれが置いてあったのだ。
 ちなみに、私の到着したのが10時40分、番号札は75番で、待ち人数は37人であった。
 (領事部の開くのが9時30分だから、一人平均1分50秒ほどかかる勘定)

 窓口が三つあって、そのひとつが空くごとに、「41番の番号札をお持ちのお客様、2番の窓口までお越しください」みたいなアナウンスがある。
 このシステムは便利だ。
 今までは数十人の人々が椅子に座って待ち、順番が進むごとに、数十人がよっこらしょと尻を持ち上げ、隣の椅子に移動する。
 その尻の移動を延々一時間近く続けるのであった。

 今はどこに座っていてもいい。
 荷物を置いてトイレに行くのも自由だ。
 しかしさすがインドだけあって、トイレ環境はあの界隈では最悪の部類であろう。
 そもそも大地がそのままトイレだからね、あの国では。
 その意味では世界最高の排便環境なのだよ。
 囲うほうが間違いなのだ。

 さて、一時間ほど待って、「75番のお客様、3番の窓口まで…」というアナウンスがあなたを招く。
 優しげな女性の声だ。
 しかし、そのアナウンスは、あくまでも電子音声である。
 決して、3番の窓口に座っているむくつけきオネエサマの心情を代弁しているわけではない。

 実際、あなたは決してお客様などではないのだ。
 一歩インド大使館に入るや、そこは治外法権の世界。
 たとえあなたやくだんのオネエサマが日本人であろうと関係ない。
 たちまち、あなたはインドの一般民衆へと変容し、オネエサマはといえば官憲だ。
 こちらは、ひたすら身を低うして、お上のお情けにすがるのみ。
 ま、これに関しては悠久に変わらんであろうから、あきらめるほかあるまい。
 
 ところで、この番号札マシン、11時きっかりに止まってしまうのである。
 タイマーつきなのだな。
 きっと日本製だから、正確なのだ。
 で、番号札がないと受け付けてもらえない。
 だからホントに11時までに入らないとアウトなのだ。

 かつては11時ごろに入口の扉が閉められた。
 しかし、出口の扉は開いていたから、11時を多少回っても出口からシタリ顔をして入って行けばどうにかなったのだ…。
 でもやっぱ、一時間にわたる尻の移動よりはマシか。


12月24日 フレッツADSLモア

 NTTの新商品、フレッツADSLモア。
 これは最高速度が12Mであるとともに、遠距離にも効果があるという謳い文句であった。
 そこで私も二ヶ月ほど前、申し込んだのである。
 それが今日、開通となった。

 モア用のモデムは数日前に送られてきたが、自家での作業は極めて簡単。
 古いモデムと取り替えるだけの話。
 電話線などの接続さえ間違えなければ、ものの数分で終わる。
 今までフレッツADSLを利用していれば、パソコンでの設定作業等はいらない。

 今までウチは、フレッツADSLの1.5Mタイプを利用していた。
 速度はだいたい300K前後。
 前にも書いた通り、電話局からの距離が6130m、伝送損失が55dBということで、ADSLにはかなり過酷な条件なのである。
 
 さて、フレッツADSLモアの首尾はいかに!?
 さっそくBNRスピードテストにて測定してみる。
 おっ、なんと600Kを記録しているではないか!!
 ほぼ倍増である。
 速度が倍増すると、さすがにブラウズしていても違いが体感される。
 これはオススメかも。


12月27日 胃の腑

 このページの読者はおおかた私の友人知人であろうから、ちょっと近況報告を兼ねて、昨日のおもしろい体験をお話しよう。
 実は私、ここ一月ばかり、胃の調子がおかしかったのである。
 以前からよくこういうことがあった。
 一番最初は、十歳のときだったかな。
 みぞおちあたりが痛いので医者に行ったところ、「大人だったら酒を飲んだりするので、きっと胃潰瘍になりますね」と言われた。

 近年は年に何回か調子が悪くなった。
 特に空腹時に痛みや不快感がある。
 私は酒や煙草はやらないし、暴飲暴食もしない。
 あまりストレスもない(と思う)。
 修善寺の瞑想リトリート中に調子を崩したこともあったし、ハワイのバカンス中に具合が悪かったこともある。
 (ひとつおもしろかったのは、インドにいる間は、ほとんどいつも快調だったこと。やはりインド食は薬膳なのであろう)

 要するに、身に覚えがないのに、胃がおかしいのである。
 あるときピロリ菌というものの存在を知った。
 それでネットでいろいろ調べてみた。
 我が体験に徴するに、これはきっとピロリ菌のせいだろうと思った。
 近年の研究では、たとえば胃潰瘍の多くがこの菌の仕業だとされている。

 それで私は、ピロリ菌に効くと言われるマヌカ蜂蜜、それもUMF21.6という強力なのを取り寄せて、トーストに塗って食べたりした。
 ニュージーランド産の、濃厚で美味な蜂蜜であった。
 確かにそれを摂取している間は、わが胃もおとなしくしていたような気がする。
 ただしその蜂蜜はたいへん高価であり、また、菌を根絶するというわけでもないようだ。
 
 もしほんとにピロリ菌の仕業なら、抗生物質で退治するのがいいらしい。
 あるときネットをあたっていると、よさそうな専門医があった。
 文京区の東大・赤門前にある医者だ。
 今月初め、ものは試しと、相談に訪ねてみた。
 すると、ともかくこんど胃カメラを…ということになった。
 そして昨日、朝から絶食して、出かけたのである。

 胃カメラというのは初めての経験。
 喉を麻酔するんだけど、それがちょっとつらかった。
 というのも、麻酔液でむせちゃって。
 でもおかげで内視鏡(カメラ)は、苦もなくスルスルと胃の中に入っていった。
 患者の目の前にモニターがあって、手に取るように胃内部の様子がわかる。
 ポリープがひとつあって、それを瞬時にプチッっと焼き切るんだけど、まるでゲームのよう。
 とても自分の体内で起こってるとは思えない。
 麻酔のせいもあるのか、ちょっと夢見心地。

 内視鏡は、赤い洞窟の中を、更に奥に進んでいく。
 すると医者が、「十二指腸潰瘍がありますね」と言う。
 あっ、そうか、十二指腸潰瘍だったのか…と、なんだか嬉しい気分。
 潰瘍が発見されて嬉しいというのも奇妙だが、何にしても発見には喜びがつきものだ。
 だいたい今までずいぶん苦労してきたのに、何の異状も認められなかったら、かえって気味が悪い。
 (でもガンとか言われたらショックだろうが)

 内視鏡検査が終わった後、しばらくして医師から説明がある。
 胃の内部写真を手渡され、それを見ながら、これが胃の入口、これがポリープ、これが十二指腸潰瘍…てな具合。
 でもすごいよな、検査の最中にパチパチと写真を撮り、それが十分ほどのうちにプリントされ、患者に渡されるんだから。
 医師によると、この十二指腸潰瘍はピロリ菌の仕業であろうとのこと。
 ただ、ピロリ菌有無の検査結果は年明け後になり、その結果を見て、駆除をするのだという。
 さて、どんな結果が出るか楽しみである。
 (実際、ピロリ菌がいないと困るのだ。なぜならピロリ菌だったら、容易に駆除できるらしいから)
 はたして私は、この数十年来の持病から解放されるのであろうかっ!?
   
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