〒167 杉並区荻窪5-10-22 TEL 03-3393-1803
日本のオショーセンター史の中でも、これほど毀誉褒貶の激しいセンターも珍しかろう(だいたいの場合、毀と貶だけどもね)。そのキラワレる原因のひとつは、このセンターが非常にアクティブだからだろう。この国では出る杭は打たれるのだ。このセンターは、リーダーのマ・ギャン・パトラとインド人スワミのサティヤティルスを中心に家族的な感じでやっている。だいたいサニヤス界というのは放蕩無頼の徒が多いから、こうゆうアットホームな連中を目にすると、何となく気持ちワルク思うみたいなんだんだな。特にみんが一緒に暮らし、瞑想し、レストランを経営し、しかも山梨にコミューンなんぞ建設中となると、なにやら某宗教団体を思わせるところがあって、特にこの一年ほどは何となく村八分状態にある。オレなんかはこのセンターとも、わけへだてなく親しくつきあっているんだけども、たしかに伝統的・アウトロー的なオーソドックス・サニヤシンたちとはだいぶ雰囲気を異にしてはいるが、とりたてて変なところはない。オレなんかよりずっとマトモで殊勝な弟子たちだと思うんだけどね。
〈過去のセンター〉
オショー EER 瞑想センター
(最後の住所 〒152 東京都目黒区自由ヶ丘1-3-27 自由ヶ丘ファミリアハイツ301)
日本のオショーセンターの中ではいちばん長い歴史を持っていた。私も今から十年前サニヤシンになろうと思ったとき、ここのお世話になったものだ。わりあい自由でアッケラカンとした雰囲気がよかった。反面、アッサリとしていて商売が下手。だからここ数年、ジリ貧状態を続けてきた。かつては立派な瞑想ルームも持っていたのだが、最後はウラ淋しいマンションの一室で細々と活動を続けていた。主な活動は、日本語版オショータイムズの発行、瞑想・セラピーグループの組織運営、オショーブックやオショーグッズの通販 etc。しかしその輝かしくて、やがて悲しき活動の歴史も、96年9月いっぱいで幕を閉じたのである。
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