ぱるばか日誌 99
このページについて、質問や要望のある人は、parva@din.or.jpまでメールを!
X=一般成人向け XX=瞑想に関心ある人向け XXX=サニヤシン(オショーの弟子)向け XXXX=常連読者向け XXXXX以上は各自の責任において読む
ちょっと油断しているうちに、もう先月になってしまった…。ともあれ、5月の29日、30日と、下田の先にある南伊豆町で開かれた オショー Golden Camp に行ってきた。
最近は当日誌も総天然色写真入りで迫るようになった。
当然、南伊豆のキャンプにも、愛機COOLSHOT
LK-RQ1持参で勇躍出かけていったのだ。そして傑作ショットもいくつかものにしたのだが…。
昨日修善寺のキヨタカ宅で作業しているうちに、うっかり画像を全部消去してしまったらしい。
このキャンプの仕掛け人は、「南伊豆の才人」スワミ・アビバンダン。今年の正月、プーナにいた頃から企画していたが、それが実って、なかなかの盛り上がりだった。
私の知る限り、北は岩手から南は神戸まで、百人ほども集まっただろうか。その中には地元・南伊豆の人々も20人ほど混じって、運営を手伝っていた。
この会場がなかなか変わったところだった。南伊豆の山の中。『憩いの里』と呼ばれる、敷地面積二万坪以上の施設だ。ここには、アビバンダンの設計になる直径12メートル24角形の瞑想ドームが建っている。
この『里』は、金子さんというおばさまが、父の遺志を継いで運営しているところ。彼女自身も今回は一参加者としてキャンプを楽しんでいた。
宿泊は、立派なログハウスが一棟と、簡素なバンガローが数棟、それからティピ(アメリカインディアンのテント)三つと、キャンプ・サイト。
キャンプの内容は言うまでもないだろう。ニベダノ、ミラレパ、ヨーコ、ニーラ等々の豪華な顔ぶれで、存分に踊らしてもらったという感じ。そういえば、東京と伊豆を結ぶ特急も『踊り子』号という名前だった。
今日はみなさんに是非お勧めしたい瞑想プログラム。
なぜお勧めかというと、これは主催者のキヨタカ&ヨガビジャが、自分たちのために企画する瞑想会だからだ。
ね、何でもそうでしょ。
農家にしたって、いちばんいいのは自分たちで食べて、残りを出荷するわけ。
織り手にしたって、いいやつはまず自分のタンスにしまい、残りを売りに出す。
瞑想プログラムも同じで、たとえばあのアサンガ瞑想会にしても、首謀者のダルマダスやだいじょ〜、タマシらが、自分たちで出たいもんだから、主催してる。だからいいプログラムになる。
このオショー禅リトリートも、普段多忙な生活を送るキヨタカ&ヨガビジャが、自分たち自身でゆっくり瞑想したいという気持ちで行うもの。
普通、瞑想会というと、朝から晩まできっちり瞑想プログラムが組まれるものだが、この禅リトリートはちょっと違っている。
「さあ今日はどうしましょうか」って感じで、臨機応変に決めていく。
オショー瞑想法を実践したり、散歩したり、ただ静かに坐ったり。
あるいはみんなで一緒にご飯を作ったり、食べたり。
キヨタカ&ヨガビジャの性格からして、非常にアットホームな雰囲気のプログラムになる。
炊事や掃除などのワークも瞑想に組み込まれるから、参加しているという感じがいっそう深まる。
だから、瞑想会は初めて! という人にもピッタリ。
そして参加費も、二泊三日宿泊食事込みで二万円と安い。(部分参加も可能で一泊二日一万円)
温泉もあるから、すこぶる快適。
そして不肖私もヴィギャン・バイラヴ・タントラ瞑想カードを持って参加する。
なぜ私がこのカードを使って瞑想をリードするようになったかという経緯は、こちらを参照。
私出演のこのプログラムは多分、土曜の午後か日曜日になると思う。
日時は、6/11(金) 1:00pm〜6/13(日)
4:00pm
行き方については、たとえば東京からだったら;
踊り子103号 東京駅発 10:00 〜 修善寺着 12:07 所要時間 2時間7分
4,080 円
もっと安いのは;
小田急線急行(片瀬江ノ島行) 新宿駅発 09:08 〜 藤沢 10:14
JR東海道本線(熱海行) 藤沢 10:23 〜 熱海 11:32
JR東海道本線(浜松行) 熱海 11:35 〜 三島 11:49
伊豆箱根鉄道駿豆線(修善寺行) 三島 11:54 〜 修善寺 12:26
所要時間 3時間18分 2,180 円
名古屋からだったら;
ひかり156号 名古屋 10:28 〜 静岡 11:27
こだま404号 静岡 11:40 〜 三島 12:07
伊豆箱根鉄道駿豆線(修善寺行) 三島 12:13 〜 修善寺
12:46 所要時間 2時間18分 8,060 円
以上は、6月11日午後一時参加の場合。
もしみなさんの中で、別の時間に参加したいけど、どのように乗り継いでいいかわからない人がいたら、私までメールのこと。
調べて進ぜよう。強力時刻表ソフトがあるのだ。
かくして、修善寺駅に着いたら、キヨタカが迎えに来てくれるはず。
問い合わせはリーラスペースまで、電話(0558-74-1118)か、E-メールで。
プーナのオショーコミューンには、ファーイースト・コネクションという機関があって、現在その社長が世話好き日本人のマハスック。その獅子奮迅の活躍ぶりについては、先にも書いた通りである。
彼が中心になってホームページも発信しており、これもまたなかなか活発。
ところが、あれ〜、最近「not
found」になってしまう、おかしいな〜、と思っている読者諸君もいることだろう。
じつは、このHP、このたび本格運用になって、アドレスが変わったのだ。
新しいアドレスは、http://www.aminet.or.jp/~fareast
みなさんお早めにブックマークの変更を!
これは九州熊本のプロバイダ、アミスタードネットの好意で開設しているもの。
ここの女将のマルガが、サニヤシンなのだ。サニヤス九州というHPも運営している。(最近ちょっとサボり気味だけどね)
九州の諸君、よろしくアミスタードネットをごひいきに!
ただ、このファーイースト・ホームページ、ここしばらくは更新されない。
なんとなれば、下手人マハスックのパソコンが、壊れてしまったからだ。
彼いわく、マルガとの交信に熱心なあまり、雨中にノートPCをいじくり、キーボードをダメにしてしまったらしい。
それで新型ノートを物色中とのこと。
この「一年を三月で過ごすイイ男」ことマハスック。
現在、一時帰国中である。
プーナが猛暑にあえぐこの時期、日本でしばし鋭気を養うというのが、最近の彼の生活なのだ。
ただ、その居所がなかなかつかめない。
一説によると、実家が浜松なので、養鰻場の作業員に身をやつしているという。
道理でつかみどころがないわけだ。
そこでためしに、「夜のお菓子・浜名湖のうなぎパイ」を送れと催促したのだが、いまだに送ってこない。
ともあれ彼の好物は「かきピー」。夏以降プーナに行く際、みやげに一袋持参すれば、ファーイーストでの待遇もぐっと違ってくること疑いなし。
ひらがなで書くと何かと思うが、伊豆七島・御蔵島のこと。クラミジアではない。
なんで出し抜けに御蔵島が出てきたのかというと、昨日、友人のアヴァボーダからSOSの電話があったのだ。
彼女は半月後に開かれる『Dolphin Play in 御蔵島 with
Devakant』の共催をしている。
デヴァカントといったら当HPでもおなじみ、サニヤス界の天才ミュージシャンだ。
このイベント『Dolphin Play
…』は、御蔵島でイルカやデヴァカントと遊ぼうという企画。
で、なんでSOSかというと、今になってキャンセルが二名出てしまったんだそうだ。
価格設定を低くしたので、キャンセルが出ると赤字になるらしい。
それで「ぱるば行かない?」とか言うんだが、いくらオレでも、先週末は南伊豆キャンプだったし、来週末は修善寺瞑想会だから、再来週にまた御蔵島ってわけにはなぁ。(最近ずいぶん伊豆づいている)
でもこれ、何だか楽しそう。
舟を出して、海上でデヴァカント・コンサートをやったり、イルカと一緒に泳いだり。
二泊三日宿泊食事込みで55,000円はお得かも。
出発は6月17日(木)22:30東京竹芝桟橋「すとれじあ丸」。三日後の20日(日)20:30分に竹芝に帰ってくる。
問い合わせはアヴァボーダ(090-9806-1829)まで。
昨夕ウチのテラスに出てみると、フクロウが鳴いていた。
今年の初鳴きだ。
フクロウというと、「ホー、ホー」と鳴くとお思いだろう。
違うんだなあ。「ホー、ホー」と鳴くのは、アオハズク。
フクロウは、「ホッホー、ゴロスケホッホー」と鳴くのである。
昨夕は三方の山から、三羽が競って「ゴロスケホッホー」とやっていた。
いよいよ夏の到来か。
初夏といえば、半月ほど前からホトトギスが鳴き始めた。
万葉集で一番多く歌われた鳥が、このホトトギスなんだそうだ。
これは「てっぺんかけたか」とか「東京特許許可局」とか鳴く。
もちろん彼らは文字通りそのように鳴くわけではない。
これは人間が文字で表現するための便法だ。
これを「聞きなし」という。
この「聞きなし」で困っているのが、イカルという鳥だ。
非常に特徴的な節回しで鳴くこの鳥は、ウチの近所にもよくいる。
普通は「お菊十七」とか聞きなすのだが、
どうもオレには、「鬼畜米英」と聞こえてしょうがない。
オレもやっぱり前世では、竹ヤリ持ってB29に対抗しようとしたクチか。
聞きなしで一番有名なのが、なんといってもウグイスの「法華経」だろう。
この養沢渓谷でも、もう二月あまり、「ホー、ホケキョ」とやっている。
しかしこれにもバリエーションがあるようで、
修善寺リーラスペースに棲むウグイスは、「ホー、ホケケキョ」と鳴く。
一拍長いのだ。
それでリーラスペースの女将の名になぞらえて、「ホー、ヨガビジャ」と聞きなす。
それはまだいい方で、ウチの近所に棲むやつは、さらに一拍多い。
すなわち、「ホー、ホケキョケキョ」と鳴く。
門前の小僧が経を覚えそこねたという感じ。
ただ、それだとさすがにノドが疲れるのか、二三回に一回は大いなる手抜きをする。
すなわち、「ホー、キョ」としか鳴かない。
法華経とは、別名、妙法蓮華経、英語ではLotus Sutra。
さて、今を去ること十年の昔、1989年春のこと。
オレはプーナのオショーコミューンにいた。
当時オショーは健康状態がすぐれず、ブッダホールに現れることも稀だった。
洞山禅師の講話シリーズ初日であった四月十日を最後に、自室にこもりきりだった。
そんな五月のある日、オレはマリアム食堂で昼食をとっていた。
するとマニーシャに出会った。
マニーシャは当時、オショーに講話用の経文テキストを供給する役をしていた。
そしてオレは、日本語の禅籍を英訳してマニーシャに渡す役をしていた。
マリアム食堂ですれ違いざまに、マニーシャはこんなことを言った、
「今度オショーは、Lotus Sutraをやろうかなんて言ってるの」
そうか、禅講話シリーズの後は、法華経か…
とオレは思ったものだ。
しかしオショーはその後二度と、公衆を前にして語ることはなかった。
かくして、例の洞山講話第一回が、オショー最後の講話となる。
そして、最後の講話集『禅宣言』に収録され、刊行されたのである。
オショー幻のホーホケキョの一段。
今日は読者のみなさんに、お得なお知らせ!
コンパクトフラッシュ・リーダーをプレゼント!
これはデジタルカメラのコンパクトフラッシュをパソコンに取り込むための装置。
デジカメの画像をデスクトップ・パソコンに取り込む場合、カメラとパソコンをコードで結んだりして、けっこう面倒なもの。精密な画像になると時間もずいぶんかかるし、その間、カメラの電池も心配になる。
その点、ノートパソコンは便利。記憶媒体にコンパクトフラッシュやスマートメディアを使っているカメラなら、その媒体をカメラから取り出し、アダプターにはめこんでPCカードスロットに挿入するだけ。あとはデスクトップ上のファイルと同様に使える。
このコンパクトフラッシュ・リーダーは、それをデスクトップ・パソコンでも可能にするもの。
すなわち、このリーダーをプリンタ/モデム・ポートに接続し、付属のソフトをインストールすれば、あとはコンパクトフラッシュを挿入するだけ。すると、やっぱりデスクトップ上のファイルみたいに扱える。
一応「キャノン用」と書いてあるけど、だいたいの機種で使えるみたい。
実はこれ、去年の暮れに購入したもの。(ピクセラ製・定価9800円)
でもぜんぜん使わないから、誰かにプレゼントしようと思ったわけ。
あっ、言い忘れたけど、Mac用だからね。Winのみなさん、ごめんなさい。
早い者勝ちだよ。
希望者は、住所、氏名、使用パソコン機種を記載の上、parva@din.or.jpまでメールのこと。
(ただし、日本国内のみね)
あっ、それから誰か、土佐のシタール弾き・アタサの所在を知りませんか?
彼あてのメールが、ベルリンから僕に舞い込んで来たんだよね。
知っている人がいたら、上記アドレスまでご一報を!
今日はぐっと趣を変えて、家事のお話。
「えっ、ぱるばが家事!?」と言うなかれ。
いや実際、家事はほとんどやんないんだけど、洗濯だけは別なのだ。
けっこうこまめにやっている。
まっ、洗濯ったって、洗濯機に突っ込んでスイッチを押すだけの話だから、別に自慢するほどのこともないんだが。
で、三ヶ月ほど前、近所に住む友人から、新しい洗濯法を教わったのだ。
以来それをずっと励行してきて、なかなかいいと思うので、みなさんにご紹介する次第。
その洗濯法というのは、備長炭を使うやりかただ。
そうすると、すすぎも一回で済むので、水、電気代、洗剤、および時間の節約になり、エコロジカルだってわけ。
詳しく言うと、まず、中くらいの大きさの備長炭をひとつふたつ用意する。
それを不要な靴下の中に入れる。
それを洗濯物と一緒に洗濯機の中に入れて、回すわけだ。
ただし、そのままだと備長炭が下に沈み、羽根とぶつかってうるさいし、靴下にも穴があくので、よくない。
それで、ヒモなどを使って、上から吊すようにするといい。
私の場合は、ヒモとS字環で、簡単に取り外しできるようにしてある。
洗う際には、ほかに塩を小さじいっぱい入れる。
そして、備長炭とともに、普段通り洗い、脱水し、そして普段通り真水で一回すすぎ、脱水して、おわり。
非常に簡単。
備長炭+塩というのがどういう意味があるのか、私は知らない。
ただひとつ言えるのは、たとえば、下着を一日着たからといって、そんなに汚れるもんじゃないということ。
水洗いだけでもじゅうぶんなのではないか。
(地球村の高木サンなんか、下着は一週間替えないという。オレもかつて北アルプスでバイトしていたときには、一ヶ月間で一回しか替えなかった!)
洗剤が必要なのは、「まぶしい白さ」を追究するからにほかならない。
オレなんか、たとえばワイシャツなんか葬式のときしか着ないし、ウチのシーツは麻の生成だから、まぶしい白さはあまり関係ないのだ。
だからこの備長炭法でじゅうぶんなわけ。
おかげでずいぶん洗濯が楽になった。
備長炭は最後に一緒に脱水して、洗濯物とともに干しておく。
1セットの備長炭で5〜60回使えるそうだから、三日に一度洗濯したとして、半年くらい使えるわけだ。
(油汚れなんかは落ちないだろうね)
追記(6/14)
この「新洗濯法入門」というのは、言うまでもなくオショー本『新瞑想法入門』(マジュヌ訳・1993年瞑想社)のもじり。
で、この本、長らく絶版になっていたんだけど、この春、装いも新たに、市民出版社から再版されていたんだね。
しかし、そーゆー喜ぶべき事実を、オショー翻訳者たるオレが知らなかったというのは問題だ!
市民出版社よ、ちゃんとメーリングリストなりで、告知しておくれ。
(少なくともオレに一報をくれれば、当日誌にも書けたのに)
「もしかしてオレは鳥オタクだったのか!?」、という疑念が頭をもたげる今日このごろ…。
先日、法華経のことを書いた。ウグイスの鳴き方にも個体差があるという話だ。
すなわち、修善寺リーラスペースの近所には、「ホー」の後に、「ホケケキョ」と四拍で鳴くウグイスがいて、それを「ヨガビジャ」を聞きなす。更にうちの近所には、「ホケキョケキョ」と五拍で鳴くやつがいる…。
それで、わが五日市は修善寺に勝った! とか思ったりして…。
ところが昨日の朝、例のごとくダイナミック瞑想をさぼって朝寝を決め込んでいたところ、その上を行くヤツが出現。
なんと、「ホー、ホケケケケキョ」と六拍で鳴くのだ。ウ〜ン、これも地球温暖化のせいか、はたまた環境ホルモンか。
(Y2Kか!?)
ま、それはおいといて、修善寺リーラスペースで開かれた『オショー禅リトリート』に行ってきた。
結論から言って、この企画はいい!
お勧めだ!
別にオレが出演したからいいというわけじゃない。
場所、人、企画という三要素が、妙なるバランスを形成していて、いいのである。
場所から言うと、首都圏からほど近い伊豆半島の高台に位置していて、空気も清涼。温泉もある。
こちらの写真に見るとおり、設備も充実していて、周囲の環境もすばらしい。
なんにもせず、テラスに座って、ボケーッとしているだけでもいいって感じ。
そして人。リーラスペースを運営しているキヨタカ&ヨガビジャのコンビが、最近、円熟の度を増しているのだ。
サニヤス界随一の人気を誇るスワミ・キヨタカ。二ヶ月前の「利き腕複雑骨折」から驚異の回復力で、今では車の運転からパソコン、ボディーワークまでこなすようになった。
しかしそれにも増して、さすがの彼も、その骨折事故から学ぶところがあったらしい。「今までは世間にオショーを広げようと躍起になっていたが、まずは自分の中にオショーが広がらないとどうにもならない」とは最近の弁。ともあれ、人と関わることが大好きというホスピタリティ(ないしはお節介マインド)は、相変わらずである。
そのパートナーのヨガビジャ。この人も一年前とはだいぶ変わった。昨年はいつ荷物をまとめてクニに帰るかハラハラしていたものだが、今ではすっかりリーラスペースの女将。台所や掃除などの裏方をしっかり務めるほか、最近はオーラソーマのセッションや瞑想指導なんかもやる。その静かでケレン味のないリードが、キヨタカの「動」ないしは「陽」と好対照をなしていてお見事。密かな人気を呼ぶのではないかという予感。
こうした地の利、人の利を活かしたのが、この企画「オショー禅リトリート」というわけ。
つまり、「このすばらしい環境の中で、私たちと一緒に瞑想しましょう」というわけだ。
もちろん、瞑想嫌いというのがサニヤシンの一般的傾向だから、瞑想したくない人は、そこでダラダラしていればいい。
息をすること、飯を食うこと、風呂に入ることだって、瞑想になるんだから。
要するにこの試みは、仏法僧なのだ。
「仏」というのはオショー。「法」とはその瞑想法。そして「僧」とは「僧伽」すなわちサニヤシンの集いだ。
オショーもかつて「サニヤシンが二人いたら、そこに私がいる」と語ったものだ。
サニヤシンが集い、オショーとともに瞑想をする。そこに我々にとっての「仏法僧」があり、成長があるわけ。
だからこそ仏教では「仏法僧」のことを「三宝」と呼ぶわけだ。
この「オショー禅リトリート」には、その三宝が息づいている…。なんて言ったら、ちょっとホメすぎかな。
はたしてそれがホメすぎかどうか、興味のある人は、来月の9、10、11日、修善寺リーラスペースに足を運んでほしい。
◆七月のオショー禅リトリート 9日(金)〜11(日)
ウ〜ン、自分で書いてみて気づいたんだけど、三文字違うだけなんだな、Zorba
the Buddhaと。
カタカナで書くとわずか一文字の違い。「パルバ・ザ・ブッダ 」
ゾルバ・ザ・ブッダとは、オショーの提示した理想の人間像。
ゾルバとは人間の物質的豊かさ、ブッダとは精神的側面豊かさを象徴する。そしてゾルバ・ザ・ブッダとは、物心両面の豊かさを兼ね備えた人間という意味だ。
ゾルバとは言うまでもなく、現代ギリシアの作家カザンザキスの小説、『その男ゾルバ』の主人公。
なんでこんな話になったかというと、先日、修善寺でヨガビジャの「無料」オーラソーマ・セッションを受けたのだ。
オーラソーマって、みんな知ってるよね。
とりどりのカラーボトルを使って、人間の内側を探るスピリチュアル・セラピー。
イギリスが発祥の地で、プーナのオショーコミューンを始め、サニヤシンの間でも盛ん。
日本でもサニヤシンが中心になって活動している。
総代理店は鎌倉にあるオショーアートユニティ。
ホームページもあるから覗いてみるといい。(ただし、今はほとんど工事中)
カラフルでキレイなこともあって、女性を中心にかなりの広がりを見せている。
しかしこのオーラソーマ、ただキレイなだけじゃないみたい。そうとう深いところを突いてくる(らしい)。
カラーボトルは百本以上ある。
あなたはそこから四本のボトルを選ぶ。
いずれのボトルも、上下二色に別れている。
そのボトルに従って、リーディングをするわけだ。
あなたの選ぶ二番目のボトルが、チャレンジボトルと呼ばれる。
すなわちあなたの今生における挑戦が、そこに象徴される。
そして私の選んだ二番目のボトルが、第19番。赤と紫のボトルだった。
けっこうハデハデしい取り合わせで、服だったらぜったいそんなのは着ないんだけど…。
ヨガビジャの解説によると、赤は物質性、紫は瞑想を表すんだと。
それでこのボトルは、『ゾルバ・ザ・ブッダ・ボトル』と呼ばれるんだそうだ。
なかなかいいじゃ〜ん♪
それで私はさっそくそのボトルを購入し、
ヨガビジャの指示に従って、毎朝その中の液体を、第一チャクラ周辺に塗りたくっているのである。
左様、信ずる者は救われる。
はたして、いつごろ私は、ゾルバ・ザ・ブッダ、いや、パルバ・ザ・ブッダに変容するのであろうかっ!
オショーごっこのトップページ、上の方に、オショー講話アンソロジーというのがある。
オショー講話の香りをお伝えしようと、拙訳の中から質疑応答をいくつかピックアップして掲載したものだ。
拙HPの中で、唯一、自信をもってオススメできるコンテンツ。
少しずつでも拡充しようと思いつつ、一年が経ってしまった。
(光陰矢のごとし)
ところで、常連読者のみなさんならご存じの通り、今年三月から四月にかけて、けっこうこの日誌をさぼっていた。
その主な理由は、アサンガ・グループのために、オショー講話を翻訳していたこと。
アサンガは自分のリードする瞑想グループに、オショーのビデオをよく使用する。でもそれは英語版であるため、同時通訳が必要。これが通訳諸子にとってはけっこう大変なので、まえもってアンチョコを作っていたのだ。
ところで、不肖私は、昨年春をもって、十二年間にわたるオショー翻訳者ライフに一区切りつけたのである。
そう、いみじくも、オショーも言っておるではないか、「人の役に立つ人間になるな」と。
だからオレもそれに従って、もはや、英語のわからぬ一切衆生のためにオショーの言葉を和訳してお役に立とうなんて菩薩行はやめにして、己が修行に一意専心しようと密かに決意したのであった。
しかるにだ、もって生まれたお節介マインドはそう簡単にはくじけないようである。(「春゜婆」なんて称してるくらいだし)
フト気がつくと、アサンガ・グループの通訳をしていたり、グループのためのオショー講話翻訳をしていたり。
しかしこの講話翻訳が、なかなかタメになるのである。
そもそも、アサンガがグループのために選りすぐったオショー講話だ。
なかなかいいことを言っている。
パソコンの中にしまっておくのはもったいない。
それで、拙HPの中に掲載し、みなさんにも読んでいただこうと思ったわけ。
今までに十数篇の質疑応答を翻訳した。
いずれも本邦初登場である。
ただし、全部一挙にupというわけにはいかない。
これは技術的な話なんだけど、この訳稿は、音読用に訳したものだ。
音読用の翻訳は、活字用の翻訳とは少々違う。
たとえば、同音異語の問題がある。
たとえば、「瞑想」と聞き違えそうな言葉を、極力避けるとかね。(迷走とか、名僧とか、明窓とか)
それで、少々の手直しが必要。
暇を見ては、ひとつひとつupしていくつもり。
これはあくまでも「つもり」である。
今はそのつもりでも、明日になればどうなるかわからない。
(その「つもり」を持続させるのは、やっぱり読者諸子の励ましだろうなァ)
とりあえず今日は、「自分自身を受け入れる」というのを、ひとつupしておいた。
これは1987年の講話で、質問者はかのミュージシャン、ミラレパである。
この講話は、ここんところ、自分にとってもずいぶん役に立っている。
読めないだろ〜、これ。
「じねんほうに」と読む。
では、ご好評にお応えして、(と言ってもひとりだけだけどね)、一昨日に続いて、オショー質疑応答をupすることにいたそう。
やはり87年末の講話から、「自発自在に生きる」。(このタイトルは便宜的に私がつけている)
この自発自在、英語で言うと「spontaneous」なんだけど、古来より、オショー翻訳者を悩ませている英単語なのだ。
ぴったり来る日本語がない。
人によっては「内発的」とか、苦心の訳。
オレもしょーがないから、「自然」とか「自在無碍」とか「自発自在」とかいろいろやって、しのいでいる。
じつは仏典を探ると、それが既に漢訳されているらしい。
すなわち「自然法爾」。
仏教辞典によると、「おのがはからいを捨て、あるがままに身を任せること」
(しかしこんなの坊さん以外にゃわからんだろうから、拙訳では使わない。)
ところで、講話を読んでもらうとわかるが、オショーの説明が微妙な変化を見せている。
(「計画」についての説明)
これはすなわち、答えが前もって準備されていないということだ。
興の赴くままにしゃべっている。
オショーの講話それ自身が、自然法爾の一例なのであろう。
あんまり毎日ありがたい説法ばっかりやっているとお互いに飽きるので、今日はちょっと精進落としに、温泉話。
実は、九州のオショーサイトサニヤス九州に、「スニートの温泉紀行」っていう呼び物ページがある。佐賀の療術師スワミ・スニートがやってるのだが、彼の人柄そのままに、とぼけた面白みがある。それで私も真似をして…。
今、南伊豆は河津町、峰温泉にいる。最近どういうわけか、伊豆づいている私である。
宿の名前は玉峰館。
まあ、あんまり教えたくないんだけどな〜。
これがおそらく伊豆で一番センスのいい温泉旅館なのだ。
な〜んてね、伊豆の旅館に全部泊まったわけじゃないから、そんなこと言えた義理じゃないんだが…。でもきっとそうに違いないと思うのである。
知ったのは四年ほど前。『家庭画報』に掲載されていたので、さっそく訪ねてみたところ、すっかり感心したというわけ。
今回は二度目の来訪。
主人がよくバリ島に出かけるらしい。アジアの文物がよく使われている。しかし決して華美に走らず、浮薄に流れることがない。
全体の造作や家具調度、装飾が、言ってみれば、高雅で重厚なモダン・エスニックあるいはクラシカル・エスニック。
その趣味がすこぶる気持ちいい。
料理もなかなかお洒落。(もちろんノンベジ…海の幸が盛りだくさん)。
食膳に使用される不揃いの白磁は、知る人ぞ知る伊豆富戸在住の陶工・黒田泰三の作。
小さな宿なのだが、敷地内に泉源が二つもあり、湯量豊富。
カップルや家族にお勧めは、半露天の檜風呂。竹づくりでバリの民家風。
ひとりで入るなら、露天の温水プール。泉源から立ち上る湯気につつまれながら、ぬる目の湯につかったり、泳いでみたり。混浴だが入る人はほとんどいない。
というわけで、東京近郊ではオススメの一軒なのである。
お値段はひとり\25,000〜。これはお得だと思う。
(オレもわざわざ温泉まで来てこんなことをやってるなんて、ほとんど病気)
待ちに待った「1999年7の月」を目前に控えた今日このごろ、みさなんにおいてはいかがお過ごしのことでせうか。
さて、修善寺リーラスペース恒例の「オショー禅リトリート」が、また開かれます。
ま、これについては再三語っているから、もういいか。忘れてしまった人は、こちらとこちらを参照。
今回も例によって私も参加の予定。
7月9日(金)1:00pm〜7月11日(日)4:00pm
参加費:24,000円(2泊3日/宿泊食事込み)
※途中参加も可能(1泊2日12,000円)
修善寺への行き方はこちらを参照。
またみなさん一緒に遊びましょう!
本HPの大方の読者は、おそらくこの私のことを、賢明で紳士的で温厚だと思っていることだろう。
ところが実態はかならずしもそうじゃない、というのが今日のお話。
ことの起こりは先日のオショー講話翻訳掲載。
これがけっこう好評で、私も気をよくしていたのだが…。
ところが三日ほど前、サニヤシンの某(仮にAとしておこう)からメールが来たのだ。
彼いわく、これはオショーの著作権に抵触する。詳しくは著作権者OIF(オショー
International Fundation)の当該ページを参照のこと、と。
それで、さっそくそこを覗いてみると、確かにあれはOIFの設定する著作権に背馳している。
とにかくまずOIFの承認を受けるように、というのがAのアドバイスであった。
さて、ここでもしオレが本当に、みなさんの想像するような賢明で温厚な紳士であったならば…
まずニューヨークのOIFに連絡を取り申請の手続きを始める一方、本HP掲載のオショー講話には「ただいま承認申請中」とか但し書きをして、掲載を続けただろう。
なにぶん日本語テキストなのでOIFも検討に時間がかかるだろうし、そもそもOIFの規定では引用は一応百語以内ということになっているから、数千語一挙掲載のオレとの間では、かなりスッタモンダがあるはずだ。
だからその間は「申請中」で通し、それから新しいのもどんどん申請しながら公開する。
それでなんとか掲載は継続できただろう。
しかしだ、それではオレのエゴが許さなかった。
そもそも、自分のやってるHPについて他人からとやかく言われることは、オレの最も忌み嫌うところである。(オホメの言葉んならぜんぜんかまわないが)
特に、ことオショーに関することについては、ゼッタイ譲れない一点みたいのがあるのだ。
たとえば、オレはよく修善寺のキヨタカのことを書くが、それに関して彼からクレームが来るんだったら、それはOKだ。もし不適当な表現があったら、改めもしよう。(幸い彼からはまだ一度もクレームは来たことがない)
同様に、オショーのことを書いて、オショーその人からクレームが来たとしたら、それもOKだ。不適当な表現があったら、改めもしよう
しかし、オショーに関する限り、絶対にそんなことはない、とオレは確信しているのである。
そもそも弟子たるものすべからく、自分こそが師のもっとも忠良なる弟子だと思いこんでいるものだ。
オレもその例に洩れないし、あなたもそうだろう。キヨタカもそうだし、先ほどのAもそうだ。
誰もが「オレこそオショーをもっともよく理解している」と思っている。
およそ世間に存在するあらゆる執着を去っても、その一点だけは去ることができない。弟子の最後の執着なのだ。
だからこそ世のサニヤシンたちは、瞑想に励みながらも、お互いに戦うことを止めないのだ。
「オレのオショーこそ、正しいオショーだ」と。
左様、オショーはひとりではない。弟子の数ほど、星の数ほど、たくさん存在するのだ。
オレの「オショー」とAの「オショー」にはかなりの懸隔がある……数年前からそう気づいていた。
そしてどちらも相手を快く思っていなかった。少なくともオレはそうだった。
どちらも世間に対するオショー紹介に挺身していたから、これは早晩衝突があるだろうとは思っていた。
小さな衝突は幾度かあった。そのたびにAに対する不快感は増していく。
しかし「弟子同士は仲良くしなきゃ」みたいなイイコ観念があったから、全面衝突は避けたかった。
それでオレは必死の努力に励むのである。
彼に対する敵意を糊塗するため、出会うたびに率先してハグ(抱っこ)し、偽りの笑顔を向けたものだ。
それはなんとも辛い所行であった。(男性諸氏よ、オレに抱っこされたら要注意!)
こうした老獪な外交的手管に関しては、元欧州人たるオレの方が、彼より一枚上手だったようだ。
存外素直であるらしい彼は、おそらくそれにコロリと騙されたのであろう。
そしてみなさんと同じく、オレのことを賢明で温厚な紳士だと思い込んでいたに違いない。
それゆえに、先のような注意書きを寄こしたのも、彼にとってはごく自然な成り行きだったのかもしれない。
ところがどっこいこのオレは、数年間、その穏和な外貌の下に、彼に対する敵意をたっぷり溜め込んでいたのだ。
そんな相手から、かわいい「オショーごっこ」の不備を突かれたわけだから、オレの血は一気に逆流した。
身中にアドレナリンがビュンビュン飛び交う。
頭の中で、それに対する返答を何千遍も書いては、破り捨てる。
Mind
Fuchingは返答ばかりじゃない。頭の中でAをなんべん張り倒したかわからない。(薪割りで鍛えているからな…)
寝苦しい夜を過ごしながら、ともかくしばらくは無視してやろうと思った。
すると二日後、もうちょっと強い調子で、彼からメールが来た。
ページの公開を中止し、OIFに許可を求めよ、という文面であった。
ページ公開の中止!?
ここでオレはキレた。
やっこさん、「ぱるの尾」を踏んでしまったのだ。
メールを受け取ってから十分後には、もう返信のボタンを押していた。
かくしてオレはルビコン川を渡ったのである。
カエサル並みの短い返答。
「だまれ、このドアホ! どついたろか」って感じの内容。
彼もさぞやびっくりしたことだろう。
温厚で紳士的なはずのオレが、ヤクザに豹変していたからだ。
でもよかったよ。
これでオレの暴力性が白日の下に曝されたというわけだから。
ぱるば・ざ・やくざ。
これがオレのすがた。
ここのところ、サニヤシン関係の音楽イベントが東京でよく開かれる。
6月28日には目黒でウスマン・カーンによるシタール演奏会。
昨7月3日には同じく目黒でバナナ・バンドによるセレブレーション。
そして今日は新宿でデヴァ・ヨーコによるミニ・コンサート。
音楽好きの私は、そのどれにも駆けつけるのであった。
ほんとうは全部ここでご紹介したかったのだが、残念ながら私事多忙によって果たせず。
今日のヨーコ・コンサートのお話だけをしよう。
場所は新宿西口にあるイビングインテリア・スペース「OZONE」(オゾン)。
ここは東京ガスがやっているハイセンスなリビング・コンプレックスで、モダンなインテリアの発信地としてつとに有名。実は私が取締役会長を務める真木テキスタイルスタジオとも縁が深く、昨年秋には当スタジオのものが二月ほど展示されていた。
デヴァ・ヨーコといえば、日本を代表するサニヤス・ミュージシャンのひとり。その瞑想的な篠笛はプーナオショーコミューンでも高い評価を受けている。拙HPでもCDエナジー・セレブレーションのレビューなどでおなじみだ。
今このOZONEでは、「竹とくらす」というテーマで、一連の催しが行われている。
そのひとつが、造園家「栗田信三」による展示。三フロア吹き抜けの屋内スペースに、竹を使った庭が再現されている。
そして昨秋Shakti(真木千秋)の布が展示されたまさにその場所に、竹でステージがつくられ、ヨーコが竹でできた笛を吹いたというわけ。写真には写っていなけど、この右側にヨーコのパートナーであるディクシャント(ヒロアキ)がいて、シンセサイザーをやっている。このイベントのため名古屋から招待されたのだ。
総大理石のフロアと竹のステージ、ヨーコにとってこれほどのセッティングもまたとないだろう。
30分の舞台も瞬く間に過ぎ去る。う〜ん、ちょっと聴き足りない!
「弘法筆を選ばず」という言葉があるが、あれはウソだ。
…と、高校時代の書道の先生が言っていた。
弘法も人並みに道具にはこだわったはず。
というわけで、今日は現代の文具、パソコンの話。
だいたいネット上でパソコンの話をするってのは、男同志が酒の席で女の話をするみたいなもんで、すこぶる健全かつ安全なるイトナミなのである。
(オレなんか最近まいんちパソコン関係のサイトを巡回してるもんね)
じつは、昨日、新しいパソコンが届いたのだ。
Macintosh PowerBook G3/333。
五月中旬に発表された新機種だ。
この機種については以前から関心があったのだが、すぐには飛びつかず、ネット上のPowerBookサイトでしばらく様子見。
その結果、なかなか評判が良さそうだったので購入に踏み切ったというわけ。
先週の月曜、ビックパソコン館(新宿東南口店)へ行って予約。
この機種、極端な品薄で、入荷まで一月かかると言われた。
別に急いじゃいなかったのでそれで構わなかったのだが、帰り際に「ワタシ、本店店長Mのイトコなんです」と言ったら、なんと四日後に「入荷しました」との電話。
それで言うわけじゃないが、このビック新宿東南口店、なかなかいい。
フロアも広いし、立地のせいかいつも閑散としていて、ゆっくり品定めができる。
なんたって、お隣の「三越」南館は営業不振で閉店だかんね。(現在、閉店セール実施中!)
ま、彼らにはがんばってほしいものだ。(TEL 03-3226-1111)
14インチという巨大な液晶画面のついたノート型。
今日一日かかっていろいろ調整し、今、初仕事をしているところ。
うん、現在のところ、なかなか快調。
これで30万円弱はお買い得かと思う。(まだわかんないけどね)
私の場合、パソコン選びは女性選びと通じるものがある。
まず美形なのを選ぶ。
その美形なのが、高性能だったら、ラッキー! というわけ。
いくら高性能でも、美しくなかったら、バツ。
なにしろ人生の伴侶だかんね、最近は。(女性と過ごす時間より長い)
まあ、Macにはあんまり選択肢がないんだけど…。
それでも、大方のWin機よりは美しい。
この新しいPowerBook G3も、その例にもれず、シックで美形。
薄型で軽い肢体と、その優雅なる曲線は、華奢な貴婦人を思わせる。
英国史にBlack Princeというのが出てくるが、さしずめこれはBlack
Princessかな。
でもけっこうパワーがある。
目下の課題は、いかにしてハードディスクの回転を止めて、静寂のうちに「ぱるばか日誌」をやるかということ。
これはノートPCならではの芸当なのだ。
宵闇の彼方から立ち上ってくる谷音を聴きながら、粛々とキーボードをたたく。これがちょっとオツなのだ…
そのために、RAMディスクに日本語変換プログラムや辞書を読み込むなど、いろいろ試行錯誤。
うん、なかなかいいぞ…
と思ったら、また動きだしちゃった!
「ファイル保存」のコマンドを出したら…。さっきはそんなことなかったのに。
やっぱりご婦人は気紛れなことよ。
今日は関東地方では七夕だということで、それにちなんでお目出度いホームページのお話。
神戸に住む友人、菩提達磨(Sw.Bodhi
Dharma)からメールがあった。なんでも、このたび徒然なるままにHPを作ったので見てくれという。
大学を出たのはいいが就職のあてもなく、ひたすら瞑想に励んでいたあるとき、ふと卓上に目を遣ると、震災見舞金で買ったボンダイブルーのiMacが「Hello,
again」とウィンクバシバシ。それに魅入られたか達磨君、気がつくとHP製作を始めていた…(かどうか知らぬが、なるほどそーゆー見舞金の使い方もあったか)
それでさっそくそのHP、Dharma's
Cafeを見てみる。
実際のところ、まだあんまり内容はないのだ。カウンターも今のところ49。
しかし、アイデアはいろいろあるという。
なにしろ今春、八ヶ岳でアサンガ・グループの通訳を一週間ぶっとおしで務め、ぜんぜんへこたれなかった「だ〜ま君」だ。きっとなにかやってくれるに違いない。その期待を込めてのご紹介。
(みなさんもいろいろ叱咤激励してやってくだされ!)
さてお次は、こちらも関西在住のサニヤシン、ギートのHP。昨春の禅ライブ・セレブレーションにも登場したバンド「オショー七福神」のキーボーディストだ。
彼のホームページGeets
Homepageができたのは昨年。いつかご紹介しようと思っていたのだが、のびのびになっていた。その彼から今日、sij経由でページ更新の便りがあったというわけ。ウ〜ン、シンクロ!
それでさっそく開いてみた。
Galleryというところをクリックして、しばらく待つと、おお、なんと音曲が始まるではないか。
それもすっごくいい音質。CDなみ!
ギート自作の曲で、Midiファイルなんだそうだ。
それから、やはり七福神のメンバー、スワミ・ビルーの音楽ファイルも収められている。私もダウンロードしたんだが、どうやって演奏させるのかわからない。(なんでもSound
VQというソフトをダウンロードする必要があるらしい)。オレってテキスト人間だから、こういうハイテクってちょっと苦手なんだ。残念!
ここいらで一念発起して勉強し、シンセをバックに尺八演奏をして、オショーごっこのBGMにしようかしらん♪
なんてことは今世紀中にはまず起こらないであろう。
さてそのまたお次は、先日インドからのメールで紹介された、INDIATRAVELITEのページ。
これはムンバイ(ボンベイ)の旅行代理店がやっている英語のHP。昨年できたばかりだが、最終的にはインド版「地球の歩き方」を目指すのだという。
インド旅行の様々なインフォメーションや都市別ガイドなどがあり、あちこちクリックしていると、あたかもインド亜大陸を旅しているような気分。「へ〜、プーナって、標高598mもあるんだ」なんて発見もある。旅行代理店だけあってネット経由で各都市のホテルも予約できるようになっている。
このHPにはオショーコミューンの特集記事もあり、三ページにわたって、コミューンの様子やら瞑想プログラムなどを紹介している。コミューン体験者にとっては特に目新しいこともないが、それでも読んでいると、「へ〜、サニヤシンの20パーセントってユダヤ人なんだ」なんて変な発見があったりする。
日本の『地球の歩き方』も、このくらいまじめにオショーコミューンを紹介してほしいものだ。
さて最後は、そのオショーコミューンファーイーストコネクションのページ。
このページは拙HPのフロントページからもリンクしているので、もはやご紹介の必要もあるまい。
実は今日、久しぶりに覗いてみて、とっても感心したのである。
恐るべき充実ぶり。怪人アナディのお部屋紹介コーナーやら、大阪人プリタンのレストラン辛口ガイドやら、とにかくプーナの森羅万象が尽くされている。
コミューン周辺のマップまであって、これはもはやお涙もの。
このページを編集しているのは、以前にもご紹介した大王マハスック。
四月にプーナから帰国してしばらく浜名湖の養鰻場にいたが、月末には再び渡プーし、また新たな活動を始めるという。
みなさんも今月24日「丑の日」に蒲焼きを食すことがあるならば、しばし彼のひげ面を思い出し、ひそかにエールを送ってもらいたいものだ。
今、修善寺リーラスペースのキッチン。8:29am。
女将のヨガビジャは台所でトントンと野菜を切っている。
大将のキヨタカおよびキャンプの参加者は、ホールでダイナミック瞑想。今は第四ステージで凍りついている。
昨晩は遅かったのでもうちょっと寝てたかったんだけど、あいにくオレの常住している部屋『禅』は、ホールの真上。
だからダイナミックが始まると、もはや惰眠を貪るどころの話ではない。
特に第二ステージに入ると、参加者およびキヨタカのカタルシスを全身に浴びる結果となるので、これは早々に起床したほうが得策である。
そこでオレはいつも、ダイナミックの「ゴワ〜ン」という銅鑼の音が鳴り響くと、のっそりと起きだし、だ〜れもいない朝の温泉で一風呂浴びるのである。
ウ〜ン、極楽、極楽。
この温泉浴場、同時に20人は入浴可能という広さ。世界広しといえども、これほどの浴室設備を具えたオショー瞑想センターもまたとないであろう。
今までこのリーラスペースについては写真入りでいろいろご紹介してきたけども、この風呂はまだ未登場。それで今日は特別、裸夫つきで『リーラスペース・朝風呂の風景』をお送りしよう。
なに!? 裸婦のが良かった!?
「あれっ、字が違うんじゃない?」と注意深い人なら思っただろう。
たしか、リーラスペースのある温泉場は、修善寺であって、修禅寺じゃないはず…。
いや、修禅寺のほうが本家なのだ。
これは文字通り禅を修めるお寺であって、弘法大師を開基と仰ぐ由緒ある古刹。修善寺温泉街の中心に鎮座している。
もともとは真言宗に属していたが、歴史の荒波の中で興亡を繰り返し、現在は曹洞宗の禅寺となっている。
ここの住職は代々永平寺から下され、地元では「御前様」と呼ばれる。
曹洞宗の道場として、昭和の初期までは数十人の雲水を抱えていたそうだ。週に一度、御前様を先頭に、僧衆一同は托鉢の行列を作る。そんな折には彼らの唱えるお経が、修善寺の街中に重低音で響き渡ったという。
しかしそれも過去の話。 「禅」と言えば、サンスクリット語で瞑想を意味する「dyan」が語源。
|
|
この街のずっと奥、人家の尽きるところに、修禅寺「奥の院」がある。 このオショー禅リトリート、今や私の生活のペースメーカーのようになっている。
|
|
いつもキヨタカばかり目立つのだが、こうした活動も、女将のヨガビジャあってのこと。 八月には、この禅リトリートの拡大版とも言える「オショーサマーフェスティバル」が、6日〜15日の日程で開かれる。 |
|
編者註:昨14日のsijにキヨタカから「このページを是非ご参照ください」というメールが入ったが、その縁でこちらに来られた方は、この19cmほど下方をご覧くだされたい。
さて昨晩は、ひょんなことからひょんな展開となった。
つれづれなるままに、先日ご紹介のDharma's
Cafeを覗いてみると、なんと、得体の知れないBGMが奏でられているではないかっ!
それだけじゃない、Speaking
Templeなる掲示板まで作られている。う〜ん、さすが若者はやることが早い!
このネーミングもなかなかだ。ご存じの方も多かろうが、プーナのオショーコミューン内には数カ所、喫煙所がある。タバコ嫌いの私はそこを「悪の巣窟」と呼んで毛嫌いしているのだが、正式名称を「Smoking
Temple」、または和製略称で「スモテン」というわけだ。
ホームページ上の掲示板ないしは、チャットについては、私も一昨年あたりから埼玉の某スワミに「やってみないか」と勧められてはいたのだ。
私も関心がないわけではなかったが、CGIとかいう小難しそうな技を使わないといけないし、もし開設して誰も書き込んでくれなかったら格好悪いし…、とか思って手を着けずにいた。
そして今年に入って、九州のサイト、サニヤス九州が掲示板を設置。おそらくこれがサニヤス系掲示板の嚆矢だったろうと思う。
編者のマルガは夫婦でプロバイダも経営するプロだから、こんな細工もお手のもの…。そんなふうに思って、自分でも、二、三度、書き込みをしてみた。
ただサイトの性格上、書き込む人々も九州が中心。オレなんか一番の遠距離通信だった。
そして昨日の達磨の掲示板「スピテン」。これにはちょっとびっくり。
それでズーッと下の方までスクロールしていくと、右隅にちっちゃく、「電脳堂・無料掲示板」というリンクがある。
「ハハ〜ン、これだな」と思ってクリックしてみると、掲示板の作り方が書いてある。
「達磨にできることがオレにできないわけがない」という根拠なき確信を胸に秘め、あっちこっちいじくりまわしていると、あらフシギ、30分もしないうちに「オショーごっこ掲示板」ができあがってしまったのである。
で、掲示板って、いったい何だろう。
オレにもよくわからないのだ。
まあ、オレなんかこうして「日誌」に好きなことを書いてるわけだから、とりたてて掲示することもない。
ということは、読者のみなさんに自由に使ってもらうスペースというわけだろう。
みなさん、あることないこと、どしどし書き入れてね。
義理でもいいからね。
書くことなかったら、まずは自己紹介とかね。
名前とか、メールアドレスとか、おすすめホームページとか、伝言のタイトルとか、いろいろ空欄があるけど、名前と伝言タイトルさえ記入すれば、掲載されるみたい。
じゃね、よろぴく。
ちょっと油断していたら、トップページのアクセス・カウンタが19600を越えていた。
この調子だと数日中に二万の大台に乗ってしまいそう。
カウンターが一万になったのは、昨年の11月。オショーごっこ開設から二年ほど経ったときのことだった。
それで当HPではそれを記念して、一万人目のBuddhaに、当時出版されたばかりの「ヴィギャン・バイラヴ・タントラ112の瞑想カード」をプレゼントしたのであった。
見事一万人目のブッダに輝いた高木のりこさんは、その後、Ma
Jivan Pramodaになるのであった。
そしてオレは思ったのである。また二年後に予想される二万人目のブッダ誕生のあかつきには、景気良くプーナまでの往復航空券をプレゼントしよう、と。そして、そのときのために財形貯蓄と株式投資を始めるのであった。
ところがだ、二万人目のブッダ誕生の日は、想像より三倍も早いペースで到来してしまった。で、財産はまったく形成されないし、株もいっこうに上がらないしで、まことに断腸の想いながら、プーナ往復航空券支給は今回諦めざるをえない。
ま、オレは長年オショー翻訳者をしてきたわけだし、プレゼントするなら、やっぱりオショー講話集だな。それが至当かつ分相応だろう。
それで、今回は、20000番目と20001番目の人に、拙訳いや名訳ヴィギャン・バイラヴ・タントラシリーズか、ノーマインドか、禅宣言か、はたまた名著タッサーシルクのぼんぼんパンツのうち、お好きな一冊を名サイン入りでプレゼント!
もしあなたが何かの間違いで20000番目か20001番目の来訪者になったら、すぐさまぱるばごっこ掲示板に名乗り出てほしい。
本の選択などは後でいいから、とりあえずね。
メールアドレスとか知られたくないときには、記入しなくてもOK。
「伝言のタイトル」に「20000番」とか「20001番」とか書いて、あなたの名前を記入して、「入力」ボタンを押せばいい。
ブラウザによっては、「セキュリティで保護されていないフォームを送信しようとしています」みたいな警告が出るけれども、かまわず送信。
ずるしちゃだめだよ。
ウチのプロバイダは、短時間に何度読み込みをかけても、カウンタは増えない仕組みになってるからね。
では、Good Luck!
なんか掲示板流行りである。
「オショーごっこ掲示板」のアクシデンタルな登場の翌日、ミュージシャンのギートも自HPに掲示板をup。
それでさっそく私も書き込んだのであった。
達磨のページには相変わらず妖艶なBGMが鳴っているし、なんとあのFunky
Monkスワミだいじょ〜がCDを製作中というではないかっ!
それで私もギートの掲示板に、「ウチのMacにシンセを組み込むにはどうしたらいいの」って書き込んだわけ。
個人メールで聞いてもよかったんだけど、掲示板にupしとけば、ほかの人からレスがあるかもしれないしね。
いや、別にCDを作ろうってわけじゃない。
私のBlack
Princessにニュワワワ〜ンとBGMをやらせながら、笛を吹こうって趣向。
そうすりゃあ、ちったあ上手く聞こえるんじゃない。
最近はパソコンにソフト的にシンセサイザーを組み込み、音づくりをすることができるらしい。
それでさっきヤマハのHPをチェックしたんだが…。
ウ〜ン、Win用のやつの方が高機能だ。ぐやじ〜!
な〜んて、シンセのシの字も知らないくせに、いたずらに悔しがっても仕方ないんだが。
オレの俗名は、「田中寿男」。
字面で言うと、田んぼの中の長生き男だ。
命名は母方の祖父なんだけど、画数に意味があるんだそうで、漢字の意味はどうでもいいらしい。
しかし、なんだかそれを地で行きそうな恐れもある。
なぜ唐突にこんな話になったかというと…。
今、中央線の電車に乗って東京に向かっている。武蔵小金井のあたり。
で、経済人のたしなみとして日本経済新聞を買って読んでいたというわけ。
その中に「日本人の平均寿命」という記事があったのだ。
なんでも日本人の平均寿命は世界最高で、男は二年連続、女は十三年連続、世界一を保っているという。
そして驚くべきことに、都道府県別に言うと、女は沖縄がトップで85歳(これは別に驚くべきことでもないが)、男は78歳で、なんと長野がトップなんだという。
長野県が男性トップだというのは数年前にも新聞で読んだことがあったが、いまだにそうだったとは!
つまりわが故郷・信州の男は世界一長生きだということになる。
そーいえば、信州に生きた私の祖父二人も、ともに九十過ぎまで生きていた。
一般に寒冷地よりも温暖地のほうが人は長生きすると言われる中で、本州一の寒冷地・信州の男がなぜ長生きなのか?
(ちなみに信州女は全国四位)
地域医療が発達していることも一因に挙げられるが、私がおもしろいと思ったのは、二年ほど前に新潟大学医学部の教授が発表した説。
彼いわく、標高が高いほど男は長生きするというのだ。
標高と気圧は反比例する。つまり標高が高ければ高いほど、気圧は下がる。
そして彼によると、気圧が高いほど、人にはプレッシャーがかかる、つまり緊張が高まるんだそうだ。
それで高地に住む男ほどストレスが低く、したがって長生きする。
女の場合はどうかというと、女はそもそも男に比べてプレッシャーに強いから、気圧差はあまり関係ない。
どうだろうこの説。
たしかに山に登ると、心が軽くなるような気がする。
反対に海に行くと、良く言えば心ワクワク、悪く言うと心がざわめく。
だから、宗教的な道場は山に作られるのが通り相場だ。「総本山」という言葉はあるが「総本海」というのはない。
インドで聖者といえば、「ヒマラヤ」であって、「ゴア」ではない。
高地へ行けば、なんとなく瞑想的な気分になるものだ。
というわけで、本邦でもっとも平均標高の高い信州の男が、いちばん瞑想的…かどうか知らないが、いちばんストレスが少なく、ために世界最高の長寿をエンジョイしているというわけ…。
ウ〜ン、とゆうことは、オレは祖父たちのようには、長生きできないかもしれない。
なぜって、彼らが住んでいたのは標高500m前後のところなのに、オレの現住所・東京都あきる野市養沢は標高250mに過ぎないからだ。
ま、何はともあれ、女は強い。
みなさんにご報告!
ウチの近所のアグニが、ついにネット接続。
アグニって知ってるよね。
クラニオセクラルのボディーワーカー。
昨年まではよく一緒に瞑想会をやったものだ。
最近はティオハのオーガナイズに熱心で、つい先日、「ティオハ講話録」を日本語で出版している。
もともと通信紙などをよく発行する人間なので、これからはネットを通じての発信が期待されるところ。
まずは彼に祝電をぶちかまそう。
アドレスは、agni@din.or.jp
えっ、どっかで見たようなアドレス!?
そう、ウチのプロバイダと一緒なのだ。
八王子の Dolphine Internet。
なんてったって、ローカルなプロバイダはいいよ。メールアドレスが短くって。
ところで、アグニのインターネット設定を終えて、夜の五日市街道を家に向かって走っていたところ…
変なものを見てしまった。
リキシャだ。
すれ違いざまだったので、一瞬我が目を疑ったが、
あれはまごうことなき、インド産の三輪リキシャだ。
あんなものを日本で乗り回している酔狂がいるのか。
あるいは、パソコンのやりすぎで、ついにオレも幻覚を見るようになったか!?
今、JR南武線・立川行きの車内。午後10時42分。向河原あたりを通過中。
鎌倉にあるオショーアート・ユニティからの帰り道だ。
アメリカのオショーセラピスト・ワドゥーダを囲む夕食会があったのだ。
キヨタカの一押しセラピストであるワドゥーダ。
今日はちょうど、修善寺リーラスペースでの五日間にわたるグループを終えたところだった。
ワドゥーダには五年ほど前、そのころ小金井にいたキヨタカのところで会っている。そして当時、刊行が開始されるところだったヴィギャン・バイラヴ・タントラシリーズのために、序文を書いてもらったのだ。(その序文は第一巻『内なる宇宙の発見』巻頭を飾っている)
そもそも彼女は、『ヴィギャン・バイラヴ』原書の編集者のひとりだったのだ。(それで同書に詳細な解説を掲載している。それもまたシリーズ邦訳内に数回にわたって分割収録している)
実は彼女、拙HPに先日掲載の修禅寺物語を見ていたく感心し、それで「ぱるばを呼びなさい」ってことになったらしい。
それで私もご招待にあずかったというわけ。
このオショーアート・ユニティ。オショー版画のほか、日本のオーラソーマ総代理店としてつとに有名だ。
訪ねるのは一年ぶりだが、最近のオーラソーマ人気もあってか、なかなか活気に満ちていた。
ここでは言えない秘密プロジェクトもあったりして、今後の活躍が楽しみである。
さて、気になっていた、Twenty Thousand Buddhas Present。
朝チェックしたところ、あと二十数人だったので今日中には必ず当選者が出るはず。
帰りの横須賀線の中で再度チェックすると、20001人目の名乗りがあった。
「みなみ」ちゃんである。
おめでと〜!
じつはこの「みなみ」ちゃん。
リーラスペースで六月開催の「オショー禅リトリート」参加者だったのだ。
つまり一緒にヴィギャン・バイラヴ・タントラの瞑想をやった仲。
やっぱり積善の報いで、こういう人に当たるんだな〜。
前回当選のプラモーダは、数分遅れで20002番。この人、禅リトリートに参加しそうでなかなか参加しない。そうした逡巡が数分の遅れとなって現れ、こうした結果を生んだのであろう。
ところで、今のところ、二万人目の名乗りがない。
きっと誰か、そよ風のごとく通り過ぎていったんだろう。
(あるいは単に掲示板の書き方がわからなかったとか)
みなさん、私の遊びにつきあってくれて、ありがとね。
20001st
Buddhaである「みなみ」ちゃんには、今日さっそくご希望の本を佐川急便で発送。
きっと飛脚の精神で、明日までには横浜に届けてくれるだろう。
この「みなみ」ちゃん、またまた偶然にも、先週末、修善寺でワドゥーダのグループを受けてきたばかりなんだと。
更には、ご希望の本を入手すると、書棚にオショーのサインが完結するというから、こんな人にもらってもらえてオレはうれしい!
ところで、今日もまた近所のアグニのところへ、インターネットのセッティングに出かける。
一昨日はネット接続とメール設定を行い、今日はブラウザの設定。
なにぶん古〜いMacvxだから、どうなるかと思ったが、無事 IE
4.0をインストールし、ブラウズできるようになった。
しかしブラウズの速度ってのは、回線とかモデムの速度以上に、パソコンの性能が影響するらしい。
モデム自体は33.6kで決して低速ではないのに、ウチのISDNに比べて、5〜10倍の時間がかかる。(設定を間違ったかな!?)
まあ、アグニ自身がのんびりした男だからいいようなものの…。(しかしいったんハンドルを握らせると、180キロでぶっ飛ばしたりするらしいから、人間ってわかんないもんだ)
そーいえば、iBook、出たねェ。
(iMacのノート版のこと)
性能はすごく良さそうだけど、3kgの重量と、PCカードスロット無しってことだから、ちょっとパスかな。
出たといっても発表があったということで、発売は九月に入ってかららしい。値段は20万前後。
初めてパソコンを購入する向きにはいいかもしれない。
とゆーわけで、ブラウザの設定を終え、お礼にオーガニックのビールを何本かもらって、アグニ宅を辞するのであった。
一昨日もやはり、オーガニックのパイナップルやら桃やらをもらった。
パソコンをいじくって物質的利益を得るなんて、これは画期的だ!
(ほんとはクラニオのセッションのほうが良かったんだけど…)
ほかにやってもらいたい人、いる?
いや別にマヤのカレンダーを使っているわけではない。
梅雨が明けてめでたいということだ。
昨年は夏らしい夏がなかったので、二年ぶりの盛夏という感じ。
今、午後6時51分。外ではヒグラシが鳴き競い、夏の夕べを演出している。
標高250mといったって、夏は暑い。そしてウチには基本的に冷房はない。
南向きの自室は簡単に30℃を越えてしまう。そこでパソコンを抱えて家内避暑に出る。
山の斜面に建っている当家には、半地下みたいなアトリエがあるのだ。
温度差が3℃ほどはあるだろう。階段を下りると、なにやらひんやりする。
真冬だといたたまれないんだが、夏になると、これが気持ちいい。
そのアトリエで、織機や糸などに囲まれ、ひとり涼しくパソコンごっこをするというわけ。
これだからノートPCはやめられない。 (またまたパソコン談義になって申し訳ない)
で、ネット接続はどうするかというと、またまた秘密兵器があるんだなあ。
Wallportと言って、家庭の電気配線を使って、電話線に接続する。
このWallport、タバコの箱くらいのボックスが二つ、セットになっている。親機と子機だ。
まず親機の方を電話のモジュラージャックにつなぎ、そして電気のコンセントに差し込む。
そうすると家中のコンセントどこからでも、電話信号がキャッチできるというわけ。
子機を一番手近なコンセントに差し込み、そこから伸びる電話コードをパソコンに接続すれば、それでOK。
コンセントさえあれば、家のどこからでもインターネットに接続できる。
(だから、iBookとともに発表されたAirportも、私はそんなに必要ない)
値段は二万なにがし。
ま、ネット接続のときだけ、電話のところまで歩きゃいいんだけどね。
なんでも座ったままでできると、なんだか偉く感じちゃうわけ。
困ったもんだ。
「梅雨明け十日」というが、今日も昨日と劣らず夏らしく、暑い。
今日はこの暑さの中、家内避暑もせず、33℃の自室でパソコンごっこをしていた。
もっと簡単な避暑法を見つけたのだ。
金もかからないし、誰でもできるし、何より気持ちイイ。
これで体表面の温度が4℃は下がる。
つまり、服を脱ぐこと。
これはテキスタイル・ビジネスに身を置くオレの年来の主張なのだが、
日本人はもうちょっと自国の気候にあった身なりをする必要がある。
特にビジネスマンの夏の格好は最悪。
なんで亜熱帯の日本の夏に、冷涼なヨーロッパと同じ格好をする必要がある。
上は下着にワイシャツ、ネクタイ、(背広まで着てるヤツがいる)。下はパンツにズボン。そして靴下つけて、革靴まではいてる。
こりゃ秋十月の格好だよ。
おかげで足や陰部は水虫田虫の温床となり、金玉は異常高温のため機能不全に陥る。(このATOK12には「金玉」さえ入っていない)
それでオフィスや店舗や電車は冷房ガンガン。その電力をまかなうため、発電所はフル操業。そうして資源は枯渇し、CO2や核廃棄物は大量生産される。
ところが生身の人間はそのせいで冷房病。ために真夏でも当スタジオのショールがよく売れるという始末。
真夏に秋の格好をしているという無理無体によって、この国の人々には相当のストレスがたまっているはず。
それが様々な社会病理現象として噴出しているというのは、想像に難くない。
ここはいっそ、みんなでスパッと衣服を脱ぎ捨て、裸になって街を闊歩したら、どんなに世が平和になることだろう。
(そういえば今日、「核兵器反対!」というノボリを掲げて五日市の街を練り歩いていた労組系の人々がいたが、汗をふきふき、いかにも暑そうだった。あーゆー平和運動の人たちこそ、まず衣服を脱ぎ捨て、自分自身を気持ちよく安らかにすることから始めねばならない)
ここで思い出すのはフンドシだ。
フンドシと聞いて、笑ってはいけない。
日本の祭でもフンドシ姿で挙行されるものがけっこうあるし、お相撲さんもフンドシ姿。
フンドシとはけっこう神聖なものなのではなかろうか。つまり我々の祖先のいでたちを伝えているのだ。
実は昨年春、台湾の孤島、蘭嶼(らんしょ)を訪ねた。そこにはフンドシ一丁で暮らす人々がいた。タオ族という少数民族だ。
写真は七十三歳の男性、ツヤマさん。(これは戦前からの日本名であり、日本語も堪能であった)
ご覧のとおり、その年齢にもかかわらず、キリリと締まった美しい身体をしている。
人間、裸で暮らすと、意識が身体の隅々まで行き渡り、いつまでも美しい肉体を保てるのではないか…と思わせる、究極のファッションであった。
そもそも健全なる肉体は美しいもの。
それに勝るお洒落はないはず。
というわけで、どうだろう、男はフンドシ、女は腰巻き一丁で暮らせるような社会!
都知事のI氏あたりが率先垂範してくんないかね。
タオ族ならぬ太陽族のハシリなんだから。
昨25日の日曜日、わりあい近所の国立(くにたち)で、ちょっと面白いイベントがあった。
「オショーの夕べ」というタイトルで、主催者は近くに住む池谷さん。
今回は岡山から翻訳者モンジュが出てきてトークをするというので、僕も足を運んでみた。
場所は国立市の福祉会館。
あんまり聞いたことのない主催関係なのでさほど期待していなかったのだが、行ってみると、なんと50人以上も集まっていて、ビックリ!。
まず最初にみんなでホールに入りクンダリーニ瞑想。
それから座敷に場所を移してパーティだ。
インド人の作ったカレーが数種と、チャイなども出て、なかなかの熱の入れよう。
この日のパーティは、最近発売された邦訳オショー講話集『黄金の華の秘密』(めるくまーる・2800円)の出版を記念する催しでもあった。
翻訳者のモンジュも、はるばる岡山から駆けつける。(もちろんほかにも用はあったのだが)
右写真、オショー写真の右側でマイクを持つのがモンジュ。
もちろん私もさっそく本書を購入し、モンジュのサインをもらうのであった。
彼にとっては『未知への扉』(瞑想社)以来、七年ぶりのオショー翻訳。またオショー本出版の老舗めるくまーるにとっても、『英知の辞典』以来久々のオショー本出版だ。
本書『黄金の華の秘密』は、プーナ一期の1978年に語られたもの。その種本となったのは、道家(タオ)のマスター呂祖による『太乙金華宗旨』。
現役オショー翻訳者中、最古参のひとりであるモンジュの仕事だから、きっと読み応えのある本になっているはず。
ところで主催の池谷さん、サニヤシンではないけれども、プーナのオショーコミューンを訪ねたこともあるらしい。
よくこの福祉会館を利用して瞑想関係の催しを開くのだという。
これからも月に一回はこうしたオショー瞑想会を持ちたいと話しておられた。
この日のイベントも、参加者の半数くらいが非サニヤシン。
一般の人がどんどんこうして瞑想会をオーガナイズしてくれると、こっちも楽でいい。
一週間ほど前、私の薪割り場に、カミキリムシが出没するようになった。
小振りだが、ブルーグリーンの地に黒い点のある、美しい虫だ。
インターネットで調べると、ルリボシカミキリ(写真はこちら)。
なるほど、瑠璃色に星がついている。けっこう人気のある虫らしい。
(昆虫図鑑を買わなくてすむんだから、インターネットって便利)
ちょうど恋の季節だったらしく、薪割りをする私のまわりに、やたらに現れる。
朽木に産卵する虫だから、薪の匂いをかぎつけてやってくるのだろう。
そして盛んに交尾を繰り広げる。
オスがハサミでメスを押さえつけ、後背位でマウンティング。
腰の使い方などホモサピエンスとそっくりで、同じ遺伝子を共有しているのだなあと感心。
そんな日が二、三日続く。
そして一昨日。
恋の季節も終わった薪割り場に、瑠璃色の死骸がひとつ。
それも、外側の殻ばかりで、中身はすっかり喰い尽くされている。
もしかしたらこれ、あのときマウンティングしていたオスじゃないかしら、という思いがよぎる。
コオロギやクモの中には、性交後に、オスがメスに喰い尽くされるものがある。
そうして産卵時の栄養と化すのである。
オレは前々から、メスに喰われるオスコオロギの心境をいろいろ想像したもんだ。
腹とか胸とか、ボリボリ喰われるんだから、さぞかし辛いことだろう…。
あるいは、これも生殖行動の一環なのだから、性交時と同じようなエクスタシーを感じているのかもしれない。
だとしたら、至福の中で生を終えるなんて、なんともうらやましい生涯ではないか。
ま、どちらにせよ、子孫繁栄のため、結局オスはメスに従わざるをえないようだ。
オショーのジョークにもこんなのがある;
夫たちの一団が天国に到着した。出迎えの天使が彼らを一瞥して言った、
「はい、では女房の尻に敷かれていた人たちは、一歩左側に立ってください。そして亭主関白だった人は、一歩右側にお願いします」
みんな一列になって、さっと左側に移動した。ただひとり、ハイメ・ゴールドバーグだけが右側に動いた。
ところがハイメはどう見ても、ライオンというよりネズミみたいな男だ。
それで天使は尋ねた、「どうしてまた自分が右側だと思うんですか」
「えっと〜」、ハイメは言った、「こっち側に立ちなさいって家内が言うもんで」
The New Dawn #18
というわけで、1999年7月も、あと数時間で終わり。
結局、天からは何も降ってきそうもない。
『百詩篇』第10章72番L'an mil neuf cens nonante neuf sept mois,
Du ciel viendra vn grand Roy d'effrayeur.
Resusciter le grand Roy d'Angolmois,
Auant apres Mars regner par bon heur.
(1568年版、『ノストラダムス全予言集』ジョン・ホーグによる)1999年 7の月
天から到来する恐怖の大王が
アンゴルモアの大王を蘇らせる
前後 火星は幸運によって支配する。(ちなみに、この「ジョン・ホーグ」というのは、アメリカのサニヤシンSwami Arjna。ノストラダムス研究の権威)
この予言詩によって、あたかも1999年7月に人類が滅亡するがごとき「信仰」の創始者となったのが、五島勉という人。
ベストセラーとなったあの『大予言』が出版されたのは、たしかオレが高校一年のときだった。
友達が学校へ持ってきたので、一読させてもらう。その本の中には、ノストラダムスの予言の驚くべき的中度が描かれていた。
それを読めば誰しも「あと二十数年でこの世もおしまいか」と思ってしまう…そんなシロモノだった。
この信仰は、世紀末につきものの「終末思想」ともあいまって、かなり巷に流布していた。
特に、世のスネモノたちは、それを希望の糧にしていたようなフシがある。
先年、畏友のスワミRがいみじくも書いていた、「ノストラダムスの予言が当たらないと困るサニヤシンはたくさんいる」…
ま、言うまでもないことだが、瞑想者たるもの、特に天変地異を待ち望んだりはしないものだ。
何が起ころうと(起こるまいと)、泰然自若として世を楽しむのが、サニヤシンの生きる道なのである。
ところで、この予言の有効期限は今日でおしまいというわけでもないらしい。
ヒマにまかせてネットを逍遥してみたところ、この詩には、いくつか不明の点があるようだ。
たとえば、「7の月」sept
moisだけども、十六世紀当時のグレゴリオ暦では、「7月」とは現在の8月13日までなんだそうだ。
また、sept
moisをSeptemberと考えれば、9月いっぱいまで執行猶予はつく。
ただ、大方の研究者によると、この詩はそんなに恐ろしいものではないようだ。
「7の月」には何かが起こるらしいが、それは核兵器や隕石みたいに人類滅亡に直結するものではなく、後々に影響を及ぼすものらしい。(すなわち「アンゴルモアの大王」を蘇らせるわけ。そしてこの「大王」はいい人かもしれないのだ)
その日時はどうやら、8月11日のグランドクロス。この日には今世紀最後の日食がある。太陽・月・地球がまさしく一直線上に並ぶのだ。ときは日本時間の11日夜、午後7時から10時の間。
ときあたかも伊豆・修善寺では、オショーサマーフェスティバルの真っ最中。特に11日夜、グランドクロスの時間には、サニヤシンの占星術師・アルパンとヴィラモが『グランドクロスと世紀末』と題して、ミニ・ワークショップを展開。
さてどんな次第になることやら。